昭和元禄落語心中 第1話 圧巻の落語シーンは必見!
10/12から放送開始したNHKドラマ10『昭和元禄落語心中』もうご覧になりましたか?
原作は累計200万部突破した、雲田はるこさんの人気コミック。
アニメ化もされ落語ブームを巻き起こした『昭和元禄落語心中』が遂に実写化!!
今期ドラマの中で一番期待していた作品です。
最初から最後まで鳥肌立ちっぱなしでした。
以下ネタバレありです。
第1話は昭和52年が舞台。
有楽亭八雲(岡田将生)のもとに刑務所帰りの男、与太郎(竜星涼)が弟子入りを志願するところから物語は始まります。
この八雲、かなり年老いた姿で登場します。普通ならば役者を変えるくらい、この有楽亭八雲の人生は移り変わっていくのです。
しかし、岡田将生さんが素晴らしく演じられています!いろんな経験を経て、積み重ねた重みのある八雲がそこにいました。
女形が得意という八雲に合った色気のある喋り方なのです。
アニメ版を見た方には伝わるかと思いますが、アニメで八雲を演じている石田彰さんに似ているんですよね。
そして劇中、八雲の養女であり、夭逝した有楽亭助六(山崎育三郎)の娘、小夏(成海璃子)に一対一で落語を打つ場面があります。
このシーンでは八雲の落語ではなく助六の落語をするんです。がらりと雰囲気がかわり、二人がシンクロしていく。圧巻です。
また与太郎の人懐っこさが竜星涼さんとマッチしている!はまり役ですね。
少しセリフが走っているような気もしますが、そこも与太郎らしさというか。
1話では与太郎の落語の成長が垣間見れるシーンがあります。全力で落語の楽しさを実感する、飛び切りの表情には見入りました。竜星涼さんのファンの方は必見ですよ!
この第1話は原作では1巻から2巻に収録されている「与太郎放浪篇」が凝縮されて放送されました。
第2話ではいよいよ「八雲と助六篇」が始まります。
山崎育三郎さんに大雑把やお調子者のイメージがなかったので配役違うんじゃないかと少し思ったんですが、1話の回想を見てその感想は打ち消されました。
ようやく動き回る助六が見れる!と今からワクワクが止まりません。
俳優の本気の落語が見れる今作、今後も見逃せません!